2006年01月11日

温泉生活 入之波(しおのは)温泉

正月温泉に行ってきた。
奈良は大迫ダムのほとりにある温泉だ。

入之波温泉
入之波温泉 山鳩湯

ものすごく濃いぃ温泉で、
浴槽とかが沈殿物で鍾乳洞みたいになっている。
湯量が多いから、露天からダム湖に余ったお湯をどんどん流してて、
色を見てもらったら分かるけど、
なかなか凄そうでしょう?

P1050031.jpg

湯温は39度くらい。
熱いより温かい程度。
腐れ縁の竹ちゃんと伴入。
体を洗って浸かってしばらくして、
俺は外の露天風呂に行こうと思った。
そのとき気温は3度くらい。
ちなみに露天からは先ほど背中に絵画を背負った方がお出になったので、
おじさん達がそそくさと露天へと繰り出していった。
ふっ、腰抜けおやじども、そしてそれを笑えない貧弱な若人よ。
露天は長方形の湯船で、お湯は内湯から流れてきている。
三隅と三辺は占領されていたので、
俺はお湯が流れてきている一隅に入った。

P1050035.jpg
(右下の方、捨て流されているお湯が見えます)

………………静かだ。
誰も話さない。
湯気が雄弁に寒さを物語りダム湖がきしむようなさざなみを立てている。
一人、また一人と静かに湯船から出ていく。
しばらくして、竹ちゃんが体を洗い終えてやってきた。
静寂を破ってくれるのはあいつしかいない。
「なぁ、炭シャンプーけっこうよかったで」
彼の思いがけずも大きな一言で始まった会話は、
やがて湯船全体を巻き込む談笑に繋がっていくのであった。
「ここの温泉は長湯できるねぇ」
反対の辺に入るおじさんが、隣隅のおじさんに話しかけ始めていた。
竹ちゃんと、少し気を使って心持ち小声の俺は、
景色の良さを褒め称え、また来ようと話している。
「なぁ、ここの温泉は湯豆腐の匂いがするよ」
俺は半ば狙い気味に少し大きめに声を出した。
そのとき、おじさんがこちらを向き、俺と目が合った。
「ここは重曹泉だからね、そんな匂いがするんだよ」
ここに2006年初めて、いつものあの交流が生まれたのである。
「おじさんはどこから来てはるんですか?」
「橿原やな」
「え、近いやん、じきですねえ」
「そうそう、すぐそこやねん」
温泉の温かみは、気安く話をさせてくれる。
湯気のカーテンは心の距離を取り払うのだ。
「また春に来よう、暖かいしちょうどええで」
「花見に湖、桜酒、たまらんな」
温泉五傑は互いの温泉話やなにかで楽しく時間を過ごした。
一人のおじさんが言う。
「長湯にはええけど出るには寒いな」
確かにそうだった。
それも手伝って、すべからく全員が長湯だった。
しかし時間はやってくる。
コンクリートに乗せた足が凍りそうになりながら、内湯に戻った。
温まりなおして、おじさんたちに挨拶し、
一口お湯を飲んでから脱衣所に出た。
寒かったが、体は温かかった。
着替え終わって外に出たら、調理場で鍋の用意をしているのが見えた。

P1050036.jpg

腹が減ってきた。
二人とも、朝から何も食べていなかった。
posted by ムーンライダー at 19:26| 広島 ☀| Comment(2) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ツーツーツー・・・
ず〜っと書いてるのな。
ヒマだってら見に来るよ☆
地球より
ツーツーツー・・・
Posted by のび太 at 2006年01月27日 00:04
ハローのび太。
ごきげんよう。
こっちはめちゃくちゃ寒いんだよ。
また来てね。
月の裏側より寒い長野より。
・・・ブツッ。
Posted by ムーンライダー at 2006年01月27日 02:31
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猫が居たんだよあ!!
Excerpt: お正月からねこはっけんしますた!!
Weblog: 苺日記δ
Tracked: 2006-01-11 19:47

5月3日A 北股川
Excerpt:  大迫貯水池を通り過ぎると北股川を三之公側に当たるまで上って行きます。 このあたりは昔アスファルトにされた道だと思われるのですが割れてぼろぼろになったり土砂で見えなくなっていて、じゃりじゃりの林道とは..
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Tracked: 2006-05-05 09:45
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