2007年08月24日

大歓声を憶えた耳に痺れが残る

強い、
やっぱり強かった佐賀北。
あの場面であのホームラン。
嫌な予感がして振り返った途端、
左翼手の頭上を越えた白球がスタンドに飛び込んで、
三塁側アルプスと外野席が、ボンっと膨張するのが見えた。
一段せり出したような。
たぶん、みんなが一斉に立ち上がったからだと思う。
これが甲子園、あの異次元の一体感、
それは甲子園ならでは、甲子園以外に味わえない。
と思うけど、
それは
広陵サイドにいた俺には空虚感以外の何物でもなかった。
あの甲子園は異常だった。
元駒大苫小牧のマー君は、
「昨年の決勝再試合は完全にアウェーでした」
と言っていたが、
今回俺が立ち会った甲子園は、
アウェーという言葉の意味を本当に実感できた甲子園だった。

 と、ここで1つ訂正しなきゃいけない。
 ちょっと前に、広陵はほとんどが県外生って書いたけど、
 めちゃくちゃ間違ってました。
 県外生は1、2人しかおらず、それも自ら志願の生徒。
 おまけに特待生問題で広陵は引っかかってなかった。
 全く申し訳ない。
 記者としては最悪。本当にすみませんでした。

ベスト4くらいの時点で、
各マスコミが佐賀北を盛り上げようとするのを、
俺はひしひしと感じていた。
それは私学の広陵担当者としては辛い所でもあった。
毎日毎日の辛い練習、
監督と生徒との間に生まれる厚い信頼、
野球への熱い思い。
それは佐賀北も広陵もどちらも負けてないと思う。
そこに私学も公立もない。
でも、あの甲子園の観客のほとんどは佐賀北を応援した。
俺にはどちらかよく分からない。
自発的にみんなが応援したい気持ちになったのか、
それともマスコミがそうさせたのか。
俺にはどちらかよく分からなかった。
ただ、これだけは言える。
あの甲子園球場のほとんどの観衆は佐賀北を応援していたと。
一塁側アルプススタンドで野球部員や保護者らと、
そして広陵ナインと宿舎で直に話していた俺には、
至極疲れる時間だった。
私学だろうが公立だろうが関係ない。
にも関わらずあそこまで応援が偏ったのはどうしてなのか。
やっぱり私学、公立という対立軸が在ったのか?
俺には理由が分からなかった。
たぶんその場にいたせいで、
空気が読めていなかったのだろう。
そして今になっても分からないのだ。

広島に戻ってきて、
今日は泊まり勤務だ。
正直仕事をする気になれない。
やっぱり俺は入り込んでしまう人間だ。
あれほど最初に広陵と距離を置いたのに、
結局一喜一憂するほどまでになってしまった。
やっぱり冷静にはなれないね。
俺はそういう人間なんだと、思い知ったよ。
佐賀北、広陵、どっちもよく頑張った。
夏の甲子園決勝を甲子園で見るのは2度目。
1度は天理高校が沖縄水産を破って勝利したとき。
そして今回…

試合が終わって球場に闇が伸び始めた頃、
天候が急に変わって大荒れになった。
記事を書き終えた俺はただ一人、
誰もいないバックネット裏の放送席に立って、
甲子園球場の最後の姿を目に焼き付けようとしたけど、
真っ暗闇で何も見えなかった。
「見たいなぁ」
言った途端に稲光が走って電光掲示板が浮かび上がった。
あの一瞬の球場を、俺は一生忘れないだろう。
posted by ムーンライダー at 00:53| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月19日

勝利と球児の情熱と

いや、
広陵ナインを見ていると、
本当に強いと思う。
彼らの宿舎に行って話を聞くと、
本当に野球が好きなんだなと分かる。
いいなと思う。
野球を好きな仲間だけで集まって、
毎日野球が出来て…
そう考えたら、
今の俺もそうなんだなぁと思った。
練習はきついけれど、
好きなことをやって結果が出せたときは報われる。
きっとそういうことなんだろう。
惜しむらくは、
そういうことを自分が高校の時にやれなかったことかな。
みんなと集う、
それも好きなことをやりたい連中と集う、
羨ましいと思う。
広陵、勝てよ。
すばらしい連中だ。
posted by ムーンライダー at 20:14| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

甲子園便り

本当に最近休みがない。
これで7月から通算しても5日くらいしか休みがない。
まぁこんなもんでしょう。

広陵はまたしても大差での勝利。
今日は今治西(愛媛)との対戦。
監督が体調不良でいつも通りの事が出来ない中、
選手たちはいつも通り自主的だ。
なんだかんだいって、
選手たちとも顔なじみになり、情も沸く。
次も勝ってくれれば、と思う。

高校野球ほど善意で成り立ってるモノは無いんじゃないか。
応援に来る人、プレーする選手たち、それを支える人々。
みんなただ甲子園での一勝を目標に球場に足を運ぶ。
この日本で、これほどまでに純粋なモノがあるだろうか。
俺は他にはなかなか思いつかない。
日本人の気質に合っているというか、
気を遣うことなく熱中できるモノ、
賛成できるモノ、っていうと高校野球なんだろう。

ただ、高野連は違う。
高野連は銭で成り立っている。
posted by ムーンライダー at 12:56| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月16日

甲子園にて

暑い。
熱い。
そして暑い。
正直熱い。


駒大苫小牧相手に
奇跡の逆転勝利の広陵。
その勢いで東福岡を
大量得点で撃破した。

さて次なるは青森山田を
下し勢いに乗る聖光学院。
果たして
軍配はどちらにあがるのか…


積み重なる疲労に
勝利の興奮と後の虚しさがごっちゃの僕です。
やっぱり甲子園はえぇもんじゃのぅ。
posted by ムーンライダー at 21:53| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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